前の仕事は、外回りが多くて目についたものを撮ることができた。
空や花、自然から もらう元気を写していました。
流れる川の水に日差しがキラキラと光って輝いているのを見つけて
特別な気がして撮ったこともありました。

庭に咲いたヒマワリにも励まされたこともあった。

空は、同じようで毎日 違ってた!
ふと空を見上げると青空が広がり、真っ白な雲が浮かんでる。
形を変えていく雲さえもメッセージをくれているような気がした。

「頑張ってるかな」
遠く離れた友のことを想ったりもした。
「この空の下で同じように頑張ってるんだ」
勇気が沸いた。
何気によく通る細道で一面に広がった、タンポポの綿毛畑を見つけた。

なんでもない場所がメルヘンチックに変身してた。
毎日 慌しい朝のある日、玄関を出たら いい香りが漂ってきた。

知らない間にキンモクセイに花がついていた。
大きく深呼吸して、香りをかぎなおす。
なに慌しく毎日を過ごしているんだろう と、笑みがこぼれた。
またキンモクセイの季節がやってくる。
今年も咲いてくれるだろうか?
なんでもない場所、なんでもないものが特別な光景に変わる。

見つけた時に気分まで変えてくれた。

美しいもの、今しか見れないもの - とても貴重だと思った。

初日の出を撮りに行くのが恒例になった。
とっておきを見逃したくなくて、勝手に気持ちが動いてた。

そこで普段見れない光景も見れた。

朝焼けのこの空の色が好き。
自分だけが独り占めしている気分になった。

一日の終わりを告げるような沈んでいく夕日が綺麗だった。

すべては、私へのエールだと思って撮っていました。
たくさんの発見もあった。
立ち止まって、撮る。 無駄な時間と思う人もいるかもしれない。
でも私は、この発見を宝物のように思う。

今は、内勤で立ち止まることも発見も撮る回数もめっきり減ってしまった。
だけど、固定された場所からでも空を眺めている。 風を感じている。
夜が明けてきた空を眺めてる。 朝の空気を感じてる。
私は変っていない。 変らずにいたい。

9月23日 17:34
そして、今日も帰り道で立ち止まった。

10月7日 17:30
別の人から見れば、なんでもない光景かもしれない。
些細なものから元気や気持ちを切り替えるきっかけをもらったりする。
これからもずっと、そうでありたい。
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