いつかこの記事を書きたいと資料や情報を集めながらしたためていました。
ACジャパンが騒がれたのは、10日前のことです。
記事としては出遅れていますが、騒ぎに便乗したみたいに記事にするのは
避けたいと思っていたのです。 いろんな意見があって当然ですが、今回の
ことで私もACジャパンのことを以前以上に知り、ACジャパンの想いと私の
想いを伝えたいと思い記事にします。ACジャパンとは?大阪万博の翌年、日本中が好景気に沸き立っていた1971年7月に
ACの前身である「関西広告機構」が誕生しました。
環境汚染、公共マナーの悪化、人間関係の希薄化など景気上昇の影で
出始めた社会の歪
(ひず)みに光りをあて、みんなで考えるきっかけを作り
たい ─ そんな思いから始まったのがACの活動です。
企業が少しずつお金を出し合い世の中のためになるメッセージを広告という
形で発信しようというものでした。

AC初めてのCMには広告というものに一切顔を出さなかった映画評論家の
淀川長治さんが自ら原稿を書いて出演してくれました。(上の画像真ん中参照)
1974年(社団法人)公共広告機構と認可されたACですが、2009年
新名称を社団法人ACジャパンとし、メモリアルな年になりました。
活動の場を第2ステージに勧めることになりました。
地球環境問題、家庭・教育問題、雇用の問題、高齢化など日本社会は課題が
噴出しています。ACからのメッセージはこれまで以上に大きな意味を持つ
ことになり、果たすべき役割がますます重要となろうとしています。
ACジャパンは広告を営利目的のためにではなく、公共のために役立てようと
全国の企業が集まった団体です。
広告を通じて住みよい社会作りに貢献することがACジャパンの願いです。
いつも声に出せない誰かに変わってメッセージを発信してくれてたACジャパン
─ そして最近のCMです

どれもCMから道徳心を学べるような作品ばかりです。親や大人から注意されても
流してしまうことや、大人自身も見失っていることをこのCMたちが教えてくれました。
教科書に載っていなくても大切なこと ─ 知らず知らずの行動で引き起こしている
数々の問題は私達の手で作り上げてしまっているのです。
当たり前のことだけど当たり前のことを見失ってしまっている現実に向き合わせて
くれてたのもこのACジャパンのCMでした。
そんなACジャパンに抗議と脅迫電話が・・・
この抗議の記事を見て胸が痛みました;
勘違いから殺到した苦情や脅迫電話・・・番組側がCMの穴埋めに営利目的
でないACジャパンのCMを流したのですが、ACジャパンがこれ見よがしに流した
と思われていました。それでもACジャパンは謝罪文をホームページに記載しました。
ちょっとした誤解で、とばっちりにも非難を受けてしまったのです。
こんなことって日常でも多くないですか?
矛先が間違っていたり、鬼の首をとったように非難することって・・・。
足並みをそろえられずに違う党派を攻撃してばかりいる政治家、
学校側へ文句だけいう親、交通ルール違反をしながら文句を言う運転手、
人の意見に反論ばかりして解決策を考えない人など、たくさんいる・・・
文句言ったもん勝ちみたいになって欲しくないな。
前進しようとすることに理解、協力することって出来ないのかな?
自分の矛盾に気付かないのかな?
時に確認せずに正義感が突っ走ってしまうこともあります;
繰り返し放送されることで最後の音声部分が眠る時も頭から離れず眠れない
人がたくさんいました。誰かが声に出して初めて分かることです。
それに応えて最後の高いメロディー部分を削除する判断をして要請しました。
今は音が消されて流されています。
クレームで改善されていい方向へ導けることもある。
難しいですね・・・。
いいクレームもあれば、滅茶苦茶なクレームもある・・・
怒りだけに任せての抗議はよくないけど、相手への改善の期待を求めて
理解し合う気持ちがあってこその声は大事だと思う。
要は喧嘩ごしの抗議はよくないと思います。
頭から受け入れる気がないじゃ話にならないですものね!
私はACジャパンに対してこう思います。
なかなか先頭に立って社会を変えることは個人では出来ませんが、ACジャパン
のように企業団体でありながら営利目的抜きで社会の問題にスポットをあて、
全国ネットにのせて秩序やモラルに問いかけるなど、個人で成しえないことを
こんな風に力を使ってくださることは素晴らしいことだと思うし、本当に有り難いです。
まさにボランティア活動そのものです。
また、たった数分のCMで伝わってくる想いも共感でき、映像の表現の上手さにも
深く感銘します。
私もACジャパンのメッセージを心に刻み自分のできることをしていきたい。
これからも私達の声にならない声のために頑張って欲しいです。
私はそんなACジャパンを応援します! 
がんばれ~ACジャパン!

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