
月のしずく / RUI逢いたいと想う気持ちは
そっと今 願いになる
悲しみを月の雫が
今日もまた 濡らしていく
( 『月のしずく』 より )この歌詞がサビなんですが想いのすべてが詰まっていて最も共感できる部分。
想いが願いに変わるほど強く 『 逢いたい 』 と思う。
届かない想いの悲しみを表現した歌です。歌声も曲も歌詞の日本語の美しさも
三拍子揃った素晴らしい作品。

ふと、 「会いたい・・・」 と思う人が脳裏に浮かぶ
向こうは気づいていないかもしれないけど、
辛い時に私の心を救ってくれた
感謝しても感謝しきれなくて
弱気な心が出た時に ふと、その人の顔が浮かぶ
偶然にも・・・今日、偶然にもその人に会えました!
以前にも書いたことのある、お歳はいくつぐらいでしょうか・・・?
70前後の方かな。 もっと!?
手作りの小さな盆栽やらお正月飾りをくださったり、みかんをいっぱいくれた方。
「うわぁー お久しぶりです! 会いたいと思ってました!」
“上手いこと言うな ” なんて言われちゃいましたけど

すると、また偶然にも・・・
今度は、いつ頃から知り合ったんだったかな・・・。
よく声をかけてくれるようになったのは、彼が中学生になってからのことです。
私を見かけると、大きな声で名前を呼んで、大きく手を振ってくれた少年に
バッタリ出会いました。
今回も向こうから声をかけてくれて、気づいたぐらい!

年上の私に物怖じせずに対等に話しかけてくれることが嬉しく、好感を持っ
ていた少年も今では19歳になり、車に乗って すっかり大人に!
何気ない毎日の中で 人の出会いで支えられて、こうして見守り続けてもらって
ることに感謝したい。
時が流れても人を想う心を持ち続けることって、なんだか素敵

あの人、どうしてるかな~?
会いたいな~
今日は、そんな願いが届いた素敵な一日でした!

(5月11日の出来事)

ちょっと皆さんの期待を裏切ってしまったかな?

普段の日常で お世話になった人を思い出し 、「会いたいなー」 という気持ちを抱いて
偶然にも会えた奇跡的な出来事でしたが、そうです、この 『月のしずく』 を選んだのは、
↑このことに当てはめたのではなく ─
もっと心の深いところで常に 『逢いたい』 と願い
続けている想い・・・切なさと恋しさからくる心の叫びに照らし合わせました。心の奥で 「逢いたい・・・」 と叫ぶほどに願うことありますか?きっと誰にでも こんな想いを持ったことはあるでしょう。
決まって いつも頭に浮かぶのは・・・
誰よりも素敵な、心から離れない人のこと ─ 。
「逢いたい」 と言えば、簡単なことなんだろうけど 遠く離れた心の距離が
邪魔をして言えないこともある。
そんな言葉も言えないほど、手の届かないところに行ってしまった ─ って
こともあるでしょう。
『逢いたい』 と願う気持ち同じ時間を過ごし、一緒にいるだけで なにもかもが輝いていて見えた。
そんな日々も色あせて遠い出来事のように形を変えてしまったけれど、
今でも想いは色あせずに 『 逢いたい 』 と願う・・・。
あなたは、誰の顔が浮かびましたか?
どんなに願っても あの頃のような時間は、戻って来ないと分かっていても
もう一度 『 逢いたい 』 と願ってしまう・・・。
なぜなんだろう? 何を求めているのだろう ─ 。
ただ恋しいだけなのでしょうか。 過ぎ去った思い出が愛おしいのでしょうか。
求めてるのは、やはり あの頃と同じ時間なのかもしれない。
もう一度、あの頃と同じような言葉を聞かせて欲しい・・・。
もう一度、あの頃と同じ笑顔を見せて欲しい・・・。
そんなことだったりするのかもしれない ─ 。
戻って来ないと分かっていても求めてしまう愚かな想いは、あまりにも切なすぎる。
でも こんなに苦しくも求めてしまうのは、心から大切に想う人がいて
生涯 忘れられない時間を過ごしたから ─ 。
不器用な人間もし、 『 逢いたい 』 と想う人が まだ 見失わない距離にいるのなら
逢いに行きたい。
心に残した想いや言葉がまだあるから・・・。
『 いつか 』 では、きっと伝えられずに終わってしまう・・・
もしかしたら、二度と逢えなくなってしまうかもしれない・・・。
ずっと後悔を引きずって生きることになる前に ─ 。
今日という、この日に 今すぐにでも。

会えたのに、伝えたい想いは 欠片ほどしか言葉にならなくて、
大切に想う人ほど遠くで見守ってしまうのは、なぜなんだろう・・・
人は、本当に不器用な生き物かもしれない。
また 『 逢いたい 』 という想いを募らせる・・・。
心の糸をたぐりよせても、想いは風に流されて
糸が繋がってるのか繋がってないかも分からないまま・・・
人は同じ過ちを繰り返しながら、彷徨う ─ 。
月のしずくこの歌が使われた 映画 『黄泉がえり』 は、死んだはずの人がその頃のまま
の姿で戻って来るという奇妙な奇跡が起こる、お話でした。
「もう一度、逢いたい」 という叶わぬ願いが現実となった時、失った大切な
人に言えなかった言葉や想いを告げ、やがて、再び悲しい別れを迎えていく・・・
『 ヨミガエリ 』 の時間は3週間の間だけ ─ 。
(原作 『 黄泉がえり 』 梶尾真治 )

突然に永遠の別れが来た時、受け入れることさえできないものです。
ただ、ただ、言えなかった言葉や後悔の念が繰り返し繰り返し心の中で
渦巻く苦しみ・・・。
もう一度、逢いたい・・・その想いが願いへと変わっていく。
どんなに願っても この想いは届かない・・・。
消化しきれない想いが溢れ、悲しみと苦しみの中で生きる辛さは、あまりにも
残酷で この願いが叶えられたら、どれだけの人が救われるのだろう。
きっと作者自身も願い、多くの人の願いも せめて小説の中で叶えたくて生ま
れた作品なのかもしれない。
こんなにも切なく儚い想いが たくさん溢れているのです。
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